失業保険をもらうと、健康保険の扶養に入れない?

会社を辞めた後の健康保険。
退職して収入がゼロになったわけですから(せいぜい、失業保険がもらえる程度です)、健康保険料の出費はできる限り節約したいものです。

その点では、扶養に入る、というのは最強の健康保険料節約法といえます。
なぜなら、扶養されている側の健康保険料はゼロで、扶養している側の健康保険料が上がるということもないからです。

しかし、扶養に入るというのは意外と条件が厳しく、理論的には可能性がありますが、失業保険を受給している最中だとほとんど実現できないのが実情です。

なぜかというと、扶養に入れるかどうかにあたって計算する所得額には、失業保険も含まれるからです。
そして、扶養に入ることができるのは年収130万円未満。

「会社を辞めたのだから、収入はゼロ。だから問題なく扶養に入れるのでは?」
と考える方が多いのですが、失業保険が収入とみなされるため、この130万円という条件から外れてしまうのです。

「しかし、私は失業保険は90日しかもらえません。1日5,000円としても、総額で45万円です。それなら、130万円以下ではないのでしょうか?」
こういった疑問を持たれることも当然なのですが、残念ながら結論はそうではありません。

失業保険の支給が仮に90日で終了するとしても、年収の計算としては、
「1日分の支給金額×365日」
となるからです。

こうなると、失業保険をもらっている期間、扶養に入れるには1日の失業保険の支給額が3,612円以下の人のみ、という計算になります。

この金額は、在職中の給与がかなり低かった人に限られます。
多くの方は1日あたりの失業保険の金額はこの3,612円を超えてしまいますので、国民健康保険などに別途加入しなければならないのです。

「では、失業保険をもらっている期間は、扶養に入れないことがほとんどなのですね・・・やりくりが苦しいです」
といっても、待機期間(7日間)と受給制限期間(3ヶ月)は失業保険も出ず文字通り無収入ですので、この期間に限れば扶養に加入することが可能です。

つまり、あくまで失業保険をもらっている期間に扶養に入れないだけであって、その前後。
支給前と支給終了後に扶養に入ることは問題がないのです。

扶養に入るには、扶養の条件を満たしてから5日以内に申告しなければなりません。
また、申請するのは扶養を受ける方ではなく、扶養する側となります。

その他、退職中の健康保険の有利・不利の判断は、下記のサイトに詳しいです。
失業保険と退職 失業中の健康保険
退職後の健康保険としては扶養に入る以外には国民健康保険や任意継続が代表的ですが、どちらを選んだら良いのか?といった判断材料についても書かれおり、できれば退職前に知っておきたい情報を無料で読むことができます。

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